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一億総ツッコミ時代


一億総ツッコミ時代」を読んでみた。
世の中つっこみが多すぎるんじゃない?みんなもっとボケようよ!というお話。

私の学生時代は、第4次お笑いブーム。
体育館の舞台に登れば、とりあえず「夢で会えたら」か「とんねるずのみなさまのおかげです」のネタをやればうける時代。

小学校の卒アルの夢が「たけし軍団に入る」だった私は生まれてこのかた「ぼけ一筋」。

高校の時のクラスメートにツッコミ上手のはっちゃんがいた。
はっちゃんのまわりにはいつも5人くらいのボケが集まりみな次から次とボケては
はっちゃんのつっこみ待ちをしていた。
はっちゃんのつっこみは「怒る」「どつく」「のる」あげく「寝る」と
ほんとに素晴らしかった。
つばめが巣で雛にえさを与えるように順番につっこみを与え続けた。
「ぼけ」は何人居てもいいけど、上質なつっこみは1人で事足りる。

私もつっこみ不在の時に仕方なくつっこみに回ることもあったけど
ボケてばっかりでずるい!という気分で突っ込んでた事を覚えている。
どちらかといえば、あの頃はボケのほうが高尚だったなー。

いつの頃からか、ボケがいじられになっちゃってそれがいじめみたいな雰囲気になっちゃって、こんな雰囲気でいじられるのはイヤ!と
愛のあるツッコミがいない場所ではなるべく自分の気配を消す。同調する。前にでない。を心得ている。
最終的には上手にフェード。

それも少し寂しいし、できれば常に油断できる、「ぼけ」ばっかりの「ぼけパラダイス」を少しずつだけど作っていけたらと思う。
愛のあるつっこみも楽しいし、敢えて突っ込まないでいると、なんとも言えない後を引くおもしろさがあることに気づいた。

つっこみをやめるとぼけが一人歩きしだし、そしてそれは唯一無二の存在になる。
決まり?常識?そんなの関係ねぇ!(おっぱっぴー!)
それは誰もが求めるオンリーワンの世界。
だから心も失敗も許しあえる感覚がほしい。

一人でも多くのツッコミをその人本来の無垢なボケの姿に蘇らせると共に、既にある無垢なぼけを大切に守り続ける事が
私の直近の目標なのだとこの本を読んで心に誓うのでした。