できれば出来ないフリしたい
エマワトソンさんの名言集をみつけた
「女の子がやっちゃいけない一番悲しいことは、男のために頭の悪いフリをする事よ。」
この言葉にドキっとした。
私は男の人の前だけじゃなく、年功序列やすごそうな人を前にすると頭の悪いフリをする癖があって、できれば負けていたいと思ってしまう。
できればその方々がずっと尊敬できる状態をキープしてくれていればいいのだけどなかなかそういうわけにもいかない。
これじゃいかんと自分をだして、衝突して体力を消耗する事もしばしば。
誰が決めたわけでもないのに、なんだか動かされてしまう
これがいわゆる空気というもの。
このエマワトソンさんの言葉の対極がHTK48(作詞:秋元康)さんの歌う歌詞にあるそうで現在論争になってるそうです。
歌詞抜粋
「どんなに勉強できても愛されなきゃ意味がない」
「世の中のジョーシキ何も知らなくてもメイク上手ならいい」
「ニュースなんか興味ないし たいていのこと 誰かに助けてもらえばいい」
「女の子は恋が仕事よ ママになるまで子供でいい それよりも重要なことは そう スベスベのお肌を保つことでしょう?」
とってもイヤになっちゃう歌詞だけど、見えない空気を分かり易く言葉で表現してくれた。
もしこんな女性がいてその人が素だったとしたら、きっと生きやすいんだろうなぁ。
これが女性を縛るみえない空気だとしたら、
男性を縛る見えない空気っていうのが、出世だったり社会的地位じゃないかしら?
facebookで知り合いの男性の投稿の中に
「保育園から小学校2年生にかけてピアノを習っていましたが、それは男がやるものではないと回りから見られて、止めてしまいました。女性が好むようなことをしてはいけないと抑圧してきた感じがします。
今は料理教室に通い、自分の女性性を解放していて楽しい」と書いてあった。
男性も女性と同じように、男らしさという空気に縛られてるんですね!
HTK48の歌詞を見たときに、その枠に無理に自分を押し込んでなんとか必死に振舞って苦しんで、どうにも無理な人たちがそこからこぼれてく図が浮かんできた。
日本の自殺者は、年2.5万人を超えるそうです。
極端な話だけれど、自分をさらけ出さずに生きるって事が
そんな社会を作ってるんだって事に気付いてしまった。
自分も加害者側なんだって事がはっきりと分かった。
そして男性と女性を縛る空気は実はループになっていてどちらかがその空気を無視できれば、そんな空気はなくなるって事。
そんな事情で前回の「自分の良さを信じて~嫉妬のメカニズム 」
というテーマをもうちょい掘り下げてみました。
あ~!暗い!
次からはもう少し明るいテーマにしようと思います。
エマさんの名言がすべて素敵なのでリンクしときまーす。