言葉は立体~相手の言葉を理解する。

ずいぶん前に英語の勉強にはまった時に、言葉って立体なんだって思った。

 

はじめて見る言葉は「知らない言葉」。書籍や、リスニングで何度もその言葉と出会う度にいつのまにか「知ってる言葉」になっていく。

 

こうやって活字になるとその文字は平面だけど、コレを読んでる人の環境、会って話せばその時の湿度だとか香りだとかが言葉の中に記憶されてそれぞれの言葉が立体に変わっていく。

 

例えば、昔みた映画の俳優さんの名前を思い出そうとしても
なかなか思い出せない時、頭の中にその俳優さんの顔やなにかのイメージが浮かんでくると思う。
その感覚が言葉の入れ物みたいな役割をしている。

 

その人の言葉の記憶まで読み込んで初めてその人の言ってることを理解できると仮定すると、そら簡単に相手の言葉は理解できないわナー。

 

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言葉といえばー
6年ほど前に本を早く読む技術の講座を受講した時も
その講座を開催した先生の言葉の読解力に驚いた。

 

その講座には10代から50代くらいまでの男女10人ほど参加していて
10代の男の子が私に話しかけてきてくれたのだけど
何を言いいたいのかさっぱりわからない。

 

「しゅ、主語を教えてくれないかい?」

 

私は何度も何度も話の前に戻って「それはこういう事?」と
聞かないと話がすすんでいかないのに
その先生は、その男の子とスムーズに会話していた。

 

「どいういう事?」

 

今、オノヨーコさんの「ただの私」っていう本を読んでいて
その本の中でオノヨーコさんが植物やネコと会話してるんだけど、
会話っていったい、、、

ただの私 (講談社文庫)

 

 

実は私も美しい花を見つけると
「あなた綺麗よ」って(YOKO FUCHIGAMI風に)声をかける時があるんだけど2回目にその花の前を自転車で通り過ぎた時、すっごく遠くまで香りがついてきたことがある。あれは会話だったんだろうか?

 

 YOKO FUCHIGAMI

www.youtube.com

 

そういや、黒柳徹子さんも「笑っていいとも!」の最終回で動物園のシロクマとかタモさんのお宅のネコと会話してた話をしてたなー

 

http://livedoor.blogimg.jp/konnnatv/imgs/0/e/0e81ddb5.jpg

清水ミチコさんとこのネコとお話している黒柳徹子さん
お別れの挨拶をしてる徹子さんと帰ってほしくないネコの図

 


「別の能力?」

 

そうなってくると、もう語学学習とか無意味なのかも。

 

そうそう
言葉は伝わらないところでこそ鍛えられるそうですよ。

言葉が鍛えられる場所

言葉が鍛えられる場所

 

 

植物とオノヨーコさんなみに会話できるようになったら、
人の言葉ももっと理解できるようになるかなー?