内側から外側へ
合気道の道場で会長のFさんに稽古をつけて頂いた。全身の力を抜いて、体を内側から外側(外巻き)に開いていくと、全く力を使わずに相手が倒れていく経験をした。
それまではパーツパーツで鍛えていたのに、それはまさに「don't think, feel」の世界。Fさんが「一段上に上がりましたね。」と握手をしてくれた。
その何日か後に風邪をひいてしまいました。
2日間くらい体の節々が痛くて特に足の付け根がひりひりして、それまで気づかないでいた体のコリに気づいたら、ドドドドっと痛みが押し寄せてくる。
ずいぶん前に背中のコリがひどかった頃、背中が胸のコリの肩代わりをしてると気づいた時、それまでのコリが一気に体から流れて行ってくれたことを思い出した。
それまで、足の付け根に随分と乗っかって生きてきたようで、もうそこにばかり頼れない。
前だったらこうやって休んでいたけど(内巻き)
こうやって休む。(外巻き)
ついでに正しい座り方について自分も試行錯誤で
今は上手に丹田を使いながら座骨に乗るようにしている。
今までデスクワークで仕事する体制が、いつも前のめりだった理由が骨盤底部を締め付ける事で集中状態を作っていた事がわかった。
片山洋次郎さんの「骨盤にきく」より
はまり込むけど長続きしない人の骨盤いつも何かにテンション高く反応している人は、骨盤の底部が縮みぱなしになって固まってしまいます。骨盤底部の緊張によるがんばりは、達成感と快感が非常に強いという特徴があります。
興奮と快感という止まらない上昇志向と「依存」を生みやすいのです。食べ物、買い物、アルコール、恋愛依存などの嗜癖・依存も身体から見ればすべて骨盤の底部が慢性的に縮みぱなしになってしまっている状態です。
こういう人は常に外側からの評価に依存しやすく、周りに振り回され、自分を見失いやすい。キャリア志向が強く、努力家で才能があり社会的評価も高い人が多いのです。
骨盤底部が縮んでどんどん興奮してくると、ある意味で行動的になって、いろんなことにはまりやすくなります。何かにはまった時に、それが単に興奮しているだけなのか、はまるに値するものなのかは興奮の先にもっと静かな集中の状態があって、そこに達すると内側から沸き上がる満足感があって、もっと持続する気持ちの良さがあるんだということを身体で知っているという事が大切なのです。
骨盤底部の過緊張は、息を吐く時、普通は体が緩むはずが、吐く時のほうが緊張してしまう。たとえばウエイトリフティングなどで普通以上に力を出そうとする場合の吐く時に気合いを入れる特殊な呼吸法。
なるほど。もっと先に究極の集中があるんだと信じる事ですね。吐くときにリラックス。
キーワードは外巻きで。
究極の外巻きといえば、国民的スターのこの方、三波春夫様。つやっとしててカッコイイ!
大きく外側に開く為の内巻きもありだと思いますヨ!
細かい解消法の体操についてはこちら!
骨盤にきく―気持ちよく眠り、集中力を高める整体入門 (文春文庫)
- 作者: 片山洋次郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
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