その前に何を見てたかで、今見てるものが決まってる?

ほぼ日の糸井重里さんと小泉今日子さんの対談でこんな文章を読んだ。

 

www.1101.com

 

ぼく(糸井重里さん)が小泉さんの文章を一部抜き書きして、
 「この文章の作者は?」
というクイズを出したんです。
 選択肢の1番は「燃え殻」さん。
燃え殻さんというのは、たぶんテレビ関係の
美術さんをやっていた方だと思うんですけど、
すごく哀切感の漂ういい文章を書く方なんです。
 2番、このあいだ芥川賞をとった又吉直樹さん。
 3番、江國香織さん。
 4番、小泉今日子
 「さて、この中の誰が書いたでしょう?」と。
そしたら、答えが、だいたい均等に4つに分かれたんです。

 

「こうやって抜き書きしたら、芥川賞作家と、
  小説家の江國さんと、小泉今日子さんと、
  燃え殻さんと、あんまり区別つかないんだよ」

 

それで燃え殻さんのツイッターを2日くらい眺めていたら

 

 とくになんという事もない文章なんだけど、リズムというか「けだるさ」とかにはまってしまって、

 

そしたら、2日後くらいに見たいろんな人のfacebookのつぶやきやらブログやらが全て燃え殻節になってしまった!

 


あと以前
百田 尚樹さんの  風の中のマリアという蜂が主人公の小説(登場人物すべて蜂か虫)を2日くらいで読んだんですがその時も自分の見るもの全てが蜂目線になってしまった!

風の中のマリア (講談社文庫)

 

ちょっとした事でも、前に自分が何を読んで誰と話してたかが次出会う人や物にフィルターかけてるんですね。

 

で、えっと、、もとの自分でってどんなだったけ?ってなった時に自分をニュートラルにしてくれる場所や人っているなぁと思ったのです。

 


私の場合は
吉井 雄一さんとか

blog.honeyee.com

最近ブログが新しくなちゃって古いのが見れなくて残念。
音楽でも常に自分の感性で選んでて
特に音楽に興味ない私でも、その視点をみてるのが楽しい。
たまにする芸能ゴシップが最高におもしろい。

 

あと
オニマガさんとか

onimaga.jp

 
かな?あと最近月1くらいで通ってる洋裁の先生に会うとニュートラルに戻る。

 

そういう存在ってありがたいですね。

 

 

 

 

死なないつもり

この時代にこのタイトル。ジャケ買いでしょ。

 

死なないつもり (ポプラ新書)

 

住んでる地域も高齢者が多くって通りすがりの挨拶が
「よぉ!まだ生きてたか!」だったりするし


今勤めてる会社に
70代前半のおじさんが遊びにくるんだけど
天を仰いで「神様~もう連れてってもいいですよ~」っておどけて言うし(おもしろいけど)

 

そんな時代に、横尾先生は80歳になっても
「死なないつもり」って、きてるなぁ。

 

横尾忠則さんの本は、私は今まで1冊しか持ってなくてそれを読んだのが15年くらい前。

 

友達の家で見つけて、おもしろすぎて自分で購入して、5年おきくらいに読み返してる。

 

今、生きる秘訣―横尾忠則対話集 (知恵の森文庫)

今、生きる秘訣―横尾忠則対話集 (知恵の森文庫)

 

 

その本はまだ30代の横尾さんが60代くらいの大御所を相手にした対談集で岡本太郎さん、手塚治さん 他にはヨガの先生やら 食の研究者やらそうそうたる顔ぶれ。


まだ若造あつかいされている横尾さんのインタビューがまた素晴らしくていつ読んでも新鮮。

 

最近はお気に入りの章をもう10回くらい読んでるんだけど、まだ理解できていない。(普通7回くらい読むと理解できるらしいんだけど、、、)

 

それなのに80歳になった横尾さんのエッセイはシンプルでめちゃくちゃ読みやすい!

 

若い頃こねくりまわしたものをすとーん、すとーんと手放していい感じの80歳になったのですねぇ。

 

80歳になって行き着いた境地が「無頓着」。

 

本当は郵便局員になりたかったのに、人の言うがままに流され続けてグラフィックデザイナーになり、45歳で画家に転身。

 

無心になんてなれないんだから「無頓着」で行こうとかこだわりなんて言葉は苦手。せいぜい興味あるくらいにしようとか
執着心を捨てる事の大切さを伝えてる。

 

この本の前、76歳で書いた本が「言葉を離れる」

 

言葉を離れる

言葉を離れる

 

 

ちょっと好きだっ文を抜粋

若い頃は私がいて他人がいました。
他人を意識する私がいました。老齢になると私と他人がひとつになるような気がします。
私が背負っている自我を私から下ろして身軽になりたいのです。
言葉さえも私から降りたがっているような気もします。
ぼくの中から言葉が毎日のようにひとつふたつとすべり落ちていくのです。
人間が死ぬということは肉体の中から全ての言葉がなくなる状態をいうのではないでしょうか。
生きている間にうんと使いはたして、言葉の器をからっぽにして旅立つことができれば最高ですね。
なぜなら言葉の中には人間の煩悩がビッシリ詰まっているからです。

 

老齢によって言葉がポロポロと失われていく様子をとっても肯定的に捉えててその数年後にだしたエッセイでさらに言葉がシンプルになっていてる。

 

流れにまかせる生き方っていいですね。

 

もしかしてだけど、なかなか手放せないでいるものを老化や病気が手放させているんじゃないかって思えてきた。

 

ちょっと前にお友達と理想の死に方の話しになってそれまでの自分の理想の死に方が、
蕎麦屋で昼まで働いて「ちょっと疲れたから昼寝するわ」っていって昼寝したまま老衰で死んでった(会った事はない)私のひい婆さんだったのですが

 

「死なないつもり」ってのもちょっといいなぁ。

 

知らない人

朝6時くらいに公園で
CDを聞きながら、呼吸法をやってます。

 

早朝ということもあって、人通りは少ないけど、
チラ見する人もいればガン見する人もいて
ガン見する人にはこちらも目をそらさずにガン見してからニコっとする
とたいてい相手が頭を下げてくれたりする。

 

軽くストレッチをしてから、素足になって呼吸法をしている姿は
少し怪しいかもしれないけど、人に迷惑をかけている訳でもないし
気分がいいから寒さに耐えられなくなるまで続けようと思ってる。

 

この間、60代くらいのおじさんが私のそばまで近づいて来たから、
「おはようございます」と言ったら無視して通り過ぎていっちゃって
ブランコのあたりでフラフラしてから
また私の近くまできて、「ちらほらでてきた」と言って
私の足元から1mほどの地面を指した。

 

きのこ

そこにはあまりかわいくないきのこがでていた。

 

「食べれるんですか?」って聞いたら
「おいしくないけど」といった。

 

「昨日も来てたけど、何してるの?」って聞くから
毎日パソコンに触ってると電気が溜まってくるから
裸足になって抜いているって事とついでに音楽かけて
呼吸をしてるって伝えた。

 

おじさんは、ゴミ捨てが役割だそうで
公園の前のゴミステーションにゴミを捨てにきたと言った。

 

それからスマホは1日2時間してるとか
定山渓のあたりで畑してるとか
だんだん話が長くなってきたし、
呼吸法がしたくて公園に来てるから

 

「どうですか?裸足になって一緒にやりませんか?」
っていったらそれは無視された。

 

まだまだ話が続くから、地面に置いたipadをもって
そそくさと帰ったけど

 

また来るのかなー?
次来たらじゃまされないように
もう一度、呼吸法を薦めてみよー。

 

 

 

不調を癒す《地球大地の未解明》パワー アーシング すべての人が知っておくべき重大な医学的真実!

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言葉は立体~相手の言葉を理解する。

ずいぶん前に英語の勉強にはまった時に、言葉って立体なんだって思った。

 

はじめて見る言葉は「知らない言葉」。書籍や、リスニングで何度もその言葉と出会う度にいつのまにか「知ってる言葉」になっていく。

 

こうやって活字になるとその文字は平面だけど、コレを読んでる人の環境、会って話せばその時の湿度だとか香りだとかが言葉の中に記憶されてそれぞれの言葉が立体に変わっていく。

 

例えば、昔みた映画の俳優さんの名前を思い出そうとしても
なかなか思い出せない時、頭の中にその俳優さんの顔やなにかのイメージが浮かんでくると思う。
その感覚が言葉の入れ物みたいな役割をしている。

 

その人の言葉の記憶まで読み込んで初めてその人の言ってることを理解できると仮定すると、そら簡単に相手の言葉は理解できないわナー。

 

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言葉といえばー
6年ほど前に本を早く読む技術の講座を受講した時も
その講座を開催した先生の言葉の読解力に驚いた。

 

その講座には10代から50代くらいまでの男女10人ほど参加していて
10代の男の子が私に話しかけてきてくれたのだけど
何を言いいたいのかさっぱりわからない。

 

「しゅ、主語を教えてくれないかい?」

 

私は何度も何度も話の前に戻って「それはこういう事?」と
聞かないと話がすすんでいかないのに
その先生は、その男の子とスムーズに会話していた。

 

「どいういう事?」

 

今、オノヨーコさんの「ただの私」っていう本を読んでいて
その本の中でオノヨーコさんが植物やネコと会話してるんだけど、
会話っていったい、、、

ただの私 (講談社文庫)

 

 

実は私も美しい花を見つけると
「あなた綺麗よ」って(YOKO FUCHIGAMI風に)声をかける時があるんだけど2回目にその花の前を自転車で通り過ぎた時、すっごく遠くまで香りがついてきたことがある。あれは会話だったんだろうか?

 

 YOKO FUCHIGAMI

www.youtube.com

 

そういや、黒柳徹子さんも「笑っていいとも!」の最終回で動物園のシロクマとかタモさんのお宅のネコと会話してた話をしてたなー

 

http://livedoor.blogimg.jp/konnnatv/imgs/0/e/0e81ddb5.jpg

清水ミチコさんとこのネコとお話している黒柳徹子さん
お別れの挨拶をしてる徹子さんと帰ってほしくないネコの図

 


「別の能力?」

 

そうなってくると、もう語学学習とか無意味なのかも。

 

そうそう
言葉は伝わらないところでこそ鍛えられるそうですよ。

言葉が鍛えられる場所

言葉が鍛えられる場所

 

 

植物とオノヨーコさんなみに会話できるようになったら、
人の言葉ももっと理解できるようになるかなー?

 

「ザ・トゥルー・コスト」と布の話

しばらくブログお休みしてた間にやった一番大きいことが洋裁。

 

断舎離するといらない服がでてきて、1回も着たことないものだと
勿体なくて捨てれない。
思い切ってその布地で巾着を作ったら、これが結構なストレス解消で
すっかりはまってしまった。

きんちゃく

 

それでもまさか洋服を作るとは思わなかったけど
ミシンかっちゃって教室通いだして、
着れる洋服も何着かできました。

 

道徳的な意味合いは、全くなかったんだけど
これまた5月頃に見た映画が衝撃でその映画の名前は「トゥルーコスト」

 

ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~ [DVD]

 

ほんとこういう映画は、「お金払って説教された」みたいな気分になることもあるからあんまり見ないようにしてるんだけど
この映画は上手に作られていて最後まで真剣に見ることが出来た。

 

内容はファストファッションの裏側で、劣悪な環境と低コストで私達が着ている洋服が作られている現状のお話。

 

着古した洋服を発展途上国に寄付するなんて取り組みもあるけれど
届いた大量の洋服のコンテナの中でそのまま着れるものは1割程度。
実際はゴミの山が出来ているだけだったなんて事になっている。

 

そしたら、服いっぱい買ってそれから一生懸命に断舎離して洋服の処理に困ってる自分が見えてくる。

 

一生懸命服作る人がいて、一生懸命にそれを処理するループ。

 

自分の着てる服を通して世界を見ていくと、
なぜかわからないイライラはそこから出てる場合もあったりして。


今つくってるのがリネンのパジャマ。
洋裁の先生が「こんないい布でパジャマ~!?」なんて笑うけど
皮膚から伝わる情報って結構大きいんじゃないかと思うんですよね。

 

パジャマ

 

いい布をまとうと血が綺麗になりますよ。

 

だって良く考えると当たり前。
リネンって亜麻っていう植物の茎からとれる繊維。
だから極端にいったら芝生でねっころがってるようなものだから。

 

亜麻

 

といってもファストファッションを買うな!って話でもなくて
(それは私も無理ダワ~)
もし買うなら、その服の布地を両手でピタっと触ってみて
その布が自分にとっていい布か感じてみるといいですよ。

 

洋服購入の際はぜひ両手で触ってみてくださいネ。

 

 

プロと素人

プロと素人の違いって何かなーと思って

 

そういや昔ちゃんと会社でデザインをしてた頃
新人さんに教えるときにみんなこう余計な事するんですよね。

 

文字をちょっと斜めにしてみるとか
この模様がここにあるのはなぜ?とか

 

そんでプロになっていくと余計な事をしなくなっていく。
余計な事をしてデザインするのってすごい技術のいることで
ヘタに見えない技術も学んでいくんですよね。

 

でも素人はその文字をちょっと斜めにしたいんですよね。
斜めにしたくてデザインしてるとも言えて
ひととおり自分のデザインに対する試行錯誤をし終えたら
デザインに対するへんな思いがなくなって
はじめて相手の要求にこたえられるようになっていく。

 

そこからがプロなんだと思うのですが
一流の人はきっと、その文字を斜めにしたい!って情熱と
文字を斜めにしてもカッコ良くみせる技術をもった人なんでしょうね。


このブログも
自分の情熱だけでやっていて(週1だけど)やっぱり文字は斜めにしたい。

 

しかし斜めにするとみっともないんだなぁ。

 

自分のでこぼこしちゃってるアイタタって部分を
上手に陽の目にさらして雨、風あてていつか平らになってたらいいなーと思うのです。

 

文字斜めにしてもかっこ良いそんな文章が書けるようになりたいです。

秋もあっため「こんにゃく湿布」

そろそろ秋。

この季節の変わり目に毎年体調を崩してたので
今年は上手に乗り切りたい。

2週間ほど前から、本気で体質改善に取り組みだしました。

 

まずは前に書いた呼吸法、それから足湯、

そこに、こんにゃく湿布が加わった。
お友達からいいよって進められて、前からなんとなく知っていたけど
やり始めたらとってもいい。

 

湯たんぽともまた違うんだよなー

 

最初に始めた日は、ずーっと忘れられたまま置き去りにされていた
感情がこみ上げるように「うぅ~」とうなりがら転げまわった。

 

胃や腸が「やっと私達に気付いてくれた!」っていってるかのようだった。
もちろんお腹が「ゴロゴロ~」と答えてくれたよ。

翌朝はすっかり快腸!
すーっきり!

 

もう毎日かかさずこんにゃく湿布しています。

やり方

ティファールで湯をわかし
保温ポットにこんにゃくと沸騰したお湯をいれて
15分くらいたったらタオルでくるんで
お腹にのっける。

普通に鍋でこんにゃく煮てもいいです。

 

何度も使ってるうちに徐々に縮むこんにゃく達

こんにゃく三兄弟

左から新品・4回くらい使った・10回以上使ったこんにゃく

 

肝臓とか腎臓とか腸とか子宮の上とか
自分の好きな場所においてみるといいですよ。

 

冬にかけての大事な季節。あっためていきましょー!